蛋炒飯(卵チャーハン)の危険性

蛋炒飯(卵チャーハン)の意味

毛岸英(毛沢東の長男)は朝鮮戦争中に北朝鮮北東部で彭徳懐(ほうとくかい※1)の側近として従軍していた。

楊迪(当時陸軍軍令部副部長)の回顧録によると、1950年11月25日の朝、毛岸英は北朝鮮の朴一禹(パク・イル※2)から彭徳懐に渡された卵で蛋炒飯(卵チャーハン)を作ろうとしていたが、調理のときに出た煙を米空軍が発見したため空爆の標的になり死亡したとされている。

※1)彭徳懐:後に大躍進政策を批判したことで失脚。最後は癌に侵されながらも治療を拒否される悲惨な状況下で死去。
※2)朴一禹:金日成のライバル的立場であったため後に処刑されている。

なお、戦死の理由はともかく毛岸英の死亡によって中国の北朝鮮化(独裁者の世襲制)が阻まれたとの評価がある。

共産党の姿勢

中国共産党はこの話を否定しているが、その一方で(特に11月25日前後に)蛋炒飯(卵チャーハン)の画像などをUPする行為は「英雄を侮辱する行為」として事実上規制の対象になっている。

要するに中国では蛋炒飯(卵チャーハン)は毛岸英を連想させる「政治的に敏感なワード」のひとつになっている。熊プー肉まんが習近平を連想させる危険なワードであるのと同様に。

卵チャーハンの危険性

仮に全く政治的な意図がないとしても11月25日前後に中国で卵チャーハンの画像をSNSなどにUPすれば「赤いネット民」に叩かれ、さらには中国当局が動き出す可能性があるほどの危険な存在なのである。

日本人は中国のネット民のターゲットされるリスクが高いので食べ物の画像をUPするときは注意すべきである。