栗戦書(りつ せんしょ)とは

チャイナセブンの高位者

栗戦書は共産党組織内の天上人ことチャイナセブン(党中央政治局常務委員会委員)のひとりである(2022年9月現在)。

党内の序列は習近平(党総書記)、李克強(国務院総理)に次ぐ第3位である(2022年9月現在)。

中国共産主義青年団出身であるが同時に紅三代でもある。また習近平とも特殊な関係がある人物でもある。

略歴

1950年8月30日:河北省平山県生まれ。

※ 栗戦書の祖父は省級幹部であったから、いわゆる紅三代として生まれたことになる。
※ 2022年9月に栗戦書とロシア側代表団との会談の様子が放映された。栗戦書は中国語を用いているが、この中国語こそが河北省の発音である。

1975年4月:中国共産党に入党。

1983年-1985年:河北省無極県党委書記代理(後に書記)。

※ この間に隣接する正定県の書記であった習近平と親交を深めた。

1986年:中国共産主義青年団河北省委員会書記に就任

※ つまり栗戦書は紅三代かつ共産主義青年団出身なのである。

1998年から陝西省時代

2003年から黒竜江省時代

2010年から貴州省時代

2012年から党中央へ

※ この人事には習近平の意向が働いたとも言われている。

2017年:政治局常務委員(チャイナセブン)に選出された。

※ 栗戦書は紅三代であることから生まれつき中国ではある程度の出世が約束されていた人物である。さらに共青団(中国共産主義青年団)のメンバーでもあったたら共青団OBの大物(胡錦濤)からも支持を受けていたとされている。さらに党のキャリアの中で出会った習近平が党総書記に出世したことにより、党のナンバースリーまで上り詰めたのである。