人民解放軍とUFO
かなり以前から人民解放軍とUFOには浅からぬ縁があると言われている。特に空軍は我々の想像をはるかに超えるほど情報を蓄積しているというのだ。
UFOの情報は軍事機密に属するため、人民解放軍の内部でも必ずしも共有されているとは言えない。一部の部門は相当な情報を蓄積しているが、別の部隊は何も知らないという状態らしい。
しかしUFOとの接触事件には多くの目撃者がいるため、情報を完全に秘匿することは難しい。特に最近はインターネットの利用により情報が流出しやすくなっている。
最近の中国では軍事機密という厚い壁の向こうに隠されていたUFO情報が徐々に漏洩しているのだ。
そうした情報によると、かつての人民解放軍の上層部は一部の幹部を除いてUFOに関心を抱いていなかったようだ。軍幹部の主流派はそもそも宇宙人の存在を信じていなかったのだ。
ところが1993年の夏に広西の田陽飛行場で起きた事件によって軍上層部の空気は一変した。この事件をきっかけに人民解放軍は積極的なUFOの調査研究を開始したと言われている。
ただし田陽飛行場で起きた事件はあまりにも衝撃的であったことから、共産党幹部の一部からは軍の自作自演ではないかとの疑問が囁かれていたようだ。
しかし広西とは軍管区が全く異なる河北省で起きたUFO事件によって、この疑問も吹き飛んだという。
1998年河北省滄州
1998年10月19日の夜11時ころ、河北省滄州(そうしゅう)にある空軍基地のレーダーに不審な飛行物体が捉えられた。
その時間、その空域には空軍機の飛行予定はなかった。軍は直ちに民間航空機の飛行状況を確認した。
奇妙なことに当該空域には民間航空機の飛行予定も全くないことが判明した。
レーダーに捕捉された飛行物体は中国の航空機ではないと結論付けられた。滄州のレーダーは朝鮮半島方面からの航空機を補足する位置関係にある。
正体不明の飛行物体は、北朝鮮または韓国の領空侵犯の可能性が高い。戦闘機のパイロットにスクランブル発進の準備が命じられた。
未知の飛行物体をレーダーで追っていた係官は、補足対象が河北省・青県の上空1500メートルの空域で停止したと報告した。
飛行物体が空中で停止するというのは奇妙なことであった。
司令官は飛行物体の正体を確認するためにスクランブル発進を命じた。
あり得ない動き
戦闘機の乗員は間もなく未知の飛行物体を目視できる距離に到達した。
それは航空機ではなかった。
全体の輪郭は円形で、上部の輪郭は弧を描いていた。底部は平らで強い光線を地上に向けて照射していたという。
後に副操縦士は「巨大な麦わら帽子のような形だった」と証言している。
戦闘機が目標から4000メートルほどの距離に近づくと、その飛行物体は瞬時に上方に移動した。空中でこのような動きを示す飛行物体は人類の技術では製造不可能である。
パイロットは高度を上げて発光体を追った。しかし発光体は瞬時と言ってよいほどの速さで移動し戦闘機の追跡をかわした。
パイロットは攻撃の許可を求めたが、司令官は飛行物体を観察することを優先し、攻撃を許可しなかった。この間の飛行の軌跡は基地のレーダーに克明に記録されている。
戦闘機による追跡は燃料切れを心配しなければならないほどの長時間に及んだという。しかし発光体は最終的には20000メートル以上の上空に向かって移動し、ついにはレーダーにも捉えられない遠方に飛び去った。
戦闘機による追跡が始まる前に基地の地上作業員は空中に浮かぶ紅白のふたつの発光体を目撃していた。
当初は高度が高く星のような点にすぎなかったが、高度を下げるに従ってその発光体が地上に向けて光線を照射しているらしいことが判明したという。
発光体の輪郭はキノコのような形をしていて、底部には多くの光源があるように見えたそうだ。このとき地上からの目撃者は多数にのぼった。
この事件の情報は秘匿されていたが、あまりにも多くの目撃者がいたために現在では有名なUFO事件のひとつに数えられている。
転用されているUFO技術
軍事的な関心を集めているUFOの謎のひとつは空中浮遊技術である。UFOにはプロペラもジェットエンジンもついていない。それなのになぜ空中に浮遊できるのか?
この謎を解くことができれば、瞬間的に高度を変えたり、鋭角的に進行方向を変える技術の謎も明らかになるのではないかと考えられていた。
当サイトが独自に入手した情報によれば、人民解放軍の技術部門はその謎に迫っている可能性がある。
技術の核心は「反重力」だと言われている。人類の科学技術では今のところ反重力を作り出すことはできない。しかしUFOの推進力は反重力によるものなのだ。
反重力を発生させる装置を製造するには、その前段階としてクリアしなければならない数々のハードルがある。
しかし人民解放軍の技術部門は着々とそのハードルを超えているというのだ。
経済大国となった現在でも中国の技術はアメリカには劣ると言われている。アメリカの技術をもってしても製造不可能な反重力装置の製造を中国が開発することなどできるのだろうか?
常識的に考えれば困難なはずである。しかしアメリカの一部には中国が先に反重力技術を開発すると考える専門家がいるそうだ。
なぜなら人民解放軍が地球外の知的生命体とコンタクトを取りながら技術開発を推進しているとの疑惑があるからだ。
米軍の憂慮
米軍は中国軍と宇宙人の関係に重大な関心を寄せていると言われている。なぜなら米軍は中国軍とUFOの密接な関係を把握しているからだ。
そもそも中国軍とUFOに関する情報の収集は沖縄の米軍基地で始まったというのが定説だ。そのきっかけは2014年に遡る。
2014年の某日、沖縄の米軍基地の観測装置が重慶付近を発信源とする謎の電磁波を捉えた。それは従来観測される周波数帯と異なる特殊な電磁波であった。
このような電磁波の出現は新兵器の登場を示唆する信号だ。
米軍は直ちに軍事衛星を使って電磁波の発信源付近の画像を解析した。するとそこには直径60インチほどの金属光沢をもつ円形の物体が写っていたというのだ。
明らかにUFOである。電磁波の発信源はそのUFOである可能性が濃厚であった。
この事件はアメリカの軍当局に衝撃を与えた。
詳細な画像解析によるとUFOが中国軍に捕獲された可能性が高かったからだ。もしそうだとすると中国軍が宇宙人の先端技術を入手するのは時間の問題である。
しかし事態はさらに深刻であった。
後の詳しい分析によると、その画像はUFOが中国軍に捕獲された場面ではなく、UFOが自主的に中国の基地に着陸する場面を捉えたものである可能性が高まったのだ。
つまり中国軍が宇宙人と友好的に接触している可能性が高いのである。宇宙人の技術が中国軍に流れているとしても不思議ではない。
アメリカの一部には近い将来、米中の軍事的な力関係が逆転することを懸念する声すらあるという。