中国社会の嫌われ者”城管”とは

城市管理行政執法

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中国には行政法執行活動に従事する城市管理行政執法と呼ばれる部門がある。ここに所属する人員は通常は“城管”と呼ばれている。

彼らは例えば屋台を出してはいけない場所に屋台を出している人を取り締まるなどの活動を行っている。つまり城管は末端の治安維持部隊であり公務員の端くれでもある。

制服を着用していて見た目は警察と似たような存在であるが、警察は刑事事件を扱う(犯罪の取り締まり)のに対して、城管は行政法執行に限定した活動を行う点で権限が小さい。

ならず者

城管は一定の審査を経て任命されることになってはいるが、実際は遵法意識の低い暴力的な輩が従事していることも少なくない。

取り締まりという名目で商店の商品を奪い取ったり過度な暴力を用いるなど城管が違法行為を行うことは中国社会の常識になっている。

通常は一般の人民は城管に抑圧されているが、激しく抵抗するケースもある。場合によっては殺人事件に発展するケースもある。

治安維持に従事する人員が違法行為を行う社会では自己防衛のために人民側も暴力的になることもある。

下の画像は刃物を持って城管に立ち向かうスイカ売りの老人。※ 画像は削除しました

特に中国の田舎では法治ではなく暴力による支配が横行しているが、その実態は日本ではあまり知られていない。