貴州省少数民族に伝わる犬のソーセージ

貴州省の山深い農村の伝説

貴州省の紅水河一帯には犬を食べる食習慣がある。

かつて布依族は犬を食べるときに骨や内臓は捨てていたそうだ。

しかしある年の祭祀の際に犬の肉を捧げたところ、その直後から村人たちの体調が悪化した。

食欲が低下し、夜は眠りが浅くなり、精神が朦朧としてきた。

そんなとき夢の中に白髪の老人が現れて次のような話を村人に告げたそうだ。

犬の骨や内臓を無駄にしてはならない。

お前たちが捨てている犬の内臓の食べ方を教えてやろう。

そして老人は丁寧にある料理の方法を伝えた。

翌日さっそくその料理を作ってみたところ、非常に香ばしく独特の味わいのある料理ができた。

それ以来、その料理は布依族が客をもてなすための料理として珍重されているそうだ。

このようにして生まれたのが狗蹦腸[gǒu bèng cháng]という料理だと言われている。

狗蹦腸の作り方

背骨の周りの肉は食べづらい。

そこで背骨に着いた肉ごと叩き潰し、そこに血液や内臓や香草や調味料などを加えて、ペースト状にしてしまう。

こうしてできたペーストをイヌの腸に詰めてソーセージを作る。

それを強火で1時間ほど茹でるとできあがりだ。

食べるときはさらにひと手間かける。

ソーセージを切り分けてから、たっぷりの熱した油で揚げるようにして焼くのだ。

表面が色づけば食べ頃である。

血液の鉄臭さ、サンショの痺れるような刺激、砕かれた骨の食感。

こうしたものが入り混じった料理は、間違いなく独特な味がするに違いない。

中国には多くの犬料理があるが、これは非常にユニークな犬料理である。

Posted by 編集長 妙佛大爺

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