天池の水生怪物は恐竜の生き残りか?

極寒の長白山

中国の北国・吉林省の東南部に長白山という山がある。この山は北朝鮮との国境にそびえる山であり、韓国も含め、朝鮮半島側では白頭山と呼ばれている。

風光明媚な土地であることから長白山の中国側は観光地として有名である。

この山の頂上には天池という名のカルデラ湖がある。この湖の上に中国と北朝鮮の国境がある。

この湖の中国側は長白山の目玉的な観光スポットである。もちろん対岸の北朝鮮領は謎に満ちた土地である。

天池は大自然の真っただ中に存在するが、観光地であるために多くの人が訪れる。このように人の目が多いことが重要な意味をもっている。

長白山は北国の山である。天池はその山の頂上に位置するので冬は氷に閉ざされる極寒の湖だ。

つまり天池は水中生物が繁殖するにはきわめて厳しい環境なのである。

しかしこの天池には「中国のネッシー」と呼ばれる怪物が棲むと言われている。

中国では水中の未確認生物を総称して「水怪」と呼ぶ。天池の水怪は中国で最も有名な水中UMAだ。

水怪の目撃報告

1980年8月の早朝、長白山の頂上に日の出を拝みに来ていた人物が水怪を目撃した。その目撃談によると体は牛のように大きく非常に速く湖面を移動していたという。

その後20年以上経過してから天池水怪の目撃が相次いだ。

2002年7月には地元住民による目撃情報があり、2005年には写真も撮影された。しかし遠距離からの撮影であったため、流木ではないかとの疑義が呈された。

水怪などいるはずがない。そういう思い込みがあるのでこのときに撮影された写真は水怪の決定的な証拠にはならなかった。

海外の報道

ところがさらに目撃報告が相次いだのである。

写真が撮影された直後に水怪を目撃した人物の証言によると、天池水怪はクジラか潜水艦のように大きく、頭を湖面から2メートルも上にもたげていたという。

さらに山頂で有料の望遠鏡を貸し出す商売をしていた人物が、天池の朝鮮側にアシカのような生物が泳いでいるのを目撃した。そのときは旅行客が何人もおり、全員がそれを目撃している。

ある人物は恐竜のようだったと証言し、別の人物は水牛のように見えたと証言した。大きな中華なべのように見えたという証言もあった。

何れの証言も「絶対に魚ではない」という点で一致している。

さらなる目撃事件

2017年7月には新たな写真が撮られた。長白山には火山観測所がある。その観測所の所員が天池に突然現れたV字の波紋に気がつき、その波紋の先に黒い何かを目撃したのだ。

カメラを持っていた所員は湖面の上に「怪獣」の頭部が出ている写真の撮影に成功した。

同じ年の11月にはさらに驚くべき事件が発生した。100名近い観光客の目の前に2匹の天池水怪が現れたのである。

2匹の天池水怪は10分近くのあいだ、観光客の目の前で戯れるように泳ぎまわり、そののち忽然と水中に消えたのである。

そのときの目撃証言によると天池水怪の体長は1.5から2メートルくらいであったそうだ。

天池水怪の正体

天池水怪の正体については様々な説が提唱されている。

多くの科学者は天池水怪の正体を放流した魚が大きく育ったものと解釈している。

しかしこの解釈は多くの目撃証言と整合しない。

なにしろ牛のように大きいと言うのだ。淡水魚がいくら大きく育ってもこれほど大きくなるはずはない。

何らかの陸上生物を水怪と誤認したと考える人は多い。

そういう人の中にもいろいろな意見がある。例えばカワウソ説、大型の鳥類説、熊が遊泳していたとする説などである。

しかし天池の過酷な自然環境を考慮すると大型の生物が湖の中で発見される確率は低い。そもそも寒い湖の中に大型生物が入って行く理由がないのだ。

そこで流木であるとか小舟であるという無生物説も提唱されている。

この説には一定の説得力がある。実は天池の北朝鮮側には船着き場があり、小型の舟が停泊しているからである。

確かに小型の舟が航行すればV字型の波紋が現れる。これを遠くから見れば何らかの水生生物が波を作ったかのように見えても不思議ではない。

しかし舟を大型生物と誤認するとすれば、かなりの遠方から観察していたことになる。山頂のカルデラ湖はそれほど大きな湖ではない。船舶説にはかなりの無理があると言うひとが多い。

また水怪の目撃情報はに多い。水温が高い季節に活性が上昇するのは、水怪が生物である証拠であると言われているのだ。

野生の動物でもなく無生物でもないとすれば水怪の正体は一体何なのか?

外来生物説

水怪の正体は宇宙から来た未確認生命体であるとする説が存在する。

宇宙から来た未確認生命体とする説は荒唐無稽のようにも思われるが、このような説が主張されるのにはそれなりの理由がある。

長白山は300年前に噴火している。つまり天池の歴史はそれ以前に遡ることはできないのだ。

そうなると水怪が恐竜など太古の生物の生き残りであるはずはない。湖の中に恐竜レベルの巨大生物が生息しているとすれば、宇宙から来たとでも考えるほかないのである。

天池水怪は未だに解明されていない現代中国の謎のひとつなのだ。

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Posted by 編集長 妙佛大爺

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