独立運動抑圧の急先鋒・陳全国

陳全国の経歴

現在、ウイグルの支配者・陳全国は世界各国から批判さている。

ウイグル人を収容所に送り込み、ウイグル人に中国人の文化を押し付け、ウイグル人の家庭に共産党員を同居させるなどの政策が、海外の人々にも知られるようになってきたからだ。

次から次へと悪知恵を実行に移す陳全国とはどのような人物なのだろうか?

陳全国の経歴を振り返ってみよう。

1955年生まれ。河南省平輿(へいよ)県出身。

1976年に中国共産党に入党。18歳で軍役に就くが、その後大学入試制度が復活したので受験し、鄭州大学で経済学を専攻する。

卒業後は河南省平輿県辛店公社という共産党の末端組織で共産党員としての活動を開始する(1981年)。その後の経歴は以下の通り。

1983年9月-1985年4月
駐馬店地委弁公室秘書

1985年4月-1988年9月
駐馬店共産党地区一級委員会副秘書長

1988年9月-1992年9月
遂平県党委員会書記

1992年9月-1994年2月
駐馬店共産党地区一級委員会委員

1994年2-1996年3月
平頂山市党委員会常務委員

1996年3月-1998年1月
漯河(らくが)市委副書記、市長

平頂山市から漯河市への赴任は大出世であり、当時の河南省のボスであった李長春(りちょうしゅん)と何らかの関係があったという説もある。

李長春

なお李長春(りちょうしゅん)は中国共産党中央政治局常務委員(第16期・第17期)まで上り詰めた共産党幹部である。

李長春は1990年に河南省省長に就任し、1992年に河南省党委員会書記に就任していた。

陳全国は漯河市時代に経済政策で成功を収め、省レベルの幹部に抜擢されるチャンスをつかんだと言われている。

1998年1月から
河南省人民政府副省長

この時の省長が李克強。陳全国は李克強の側近として5年間仕事をしている。

2000年11月から
河南省党委員会常務委員

2003年4月から
河南省党委員会副書記

2005年11月から
河南省党委員会書記

2009年11月から
河北省党委員会副書記
河北省省長代理

2010年1月から
河北省省長