中国で語られる地震発生前の動物たちの異常行動

爬虫類の地震予知

爬虫類にも地震予知能力があるようだ。

中国ではカメ(あるいはスッポン)が地震を予知するという話をよく耳にする。

スッポンの養殖池では地震の数日前からスッポンが陸に上がり始めるそうだ。

中国ではスッポンは地熱の変化に対して非常に敏感であり、地震の前のごくわずかな地熱の変化に反応して、陸に上がってくるのだと言われている。

しかし地震の数十分前には水面から首を出して鳴き声(のような音)を出すというから、地熱の変化だけではなく、別の何かを感じ取っている可能性もある。

トカゲ

トカゲにも地震を予知する能力があると言われている。

冬眠中にも関わらずトカゲが活動を開始するのは地震の前兆だと考えられているのだ。

トカゲには脳の一部に「第三の目」と呼ばれる器官があるらしい。

第三の目は電磁波あるいは磁場の変化を感じ取ることができると言われている。

地震が近づくと微弱な磁場の変化が起きるので、地震を予知することができるのではないかと考えられているのだ。

ヘビ

第三の目はヘビにもあるそうだ。

ただしヘビの種類によって発達の程度は異なるらしい。

そのせいか地震に敏感なヘビと、それほどでもないヘビがいるようだ。

中国ではキングコブラは地震の前兆に非常に敏感であると言われている。

地震が迫ると冬眠中であっても動き出すとか、地震の数日前から餌を食べなくなるという情報がある。

飼育されているキングコブラの中には地震の前に暴れ出し、壁にぶつかって死亡する例もあるそうだ。